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髙松エステートが見据える
「直す」だけではなく、
「未然に防ぐ」これからの営繕。

髙松エステート 営繕工事部門


尾﨑 正史おさきまさし(左)
田端 慶紀たばたよしき(中)
大西 孝典おおにしたかのり(右)

入居者様とオーナー様を
営繕で支える、工務部の仕事
尾﨑 正史

尾﨑 私たち工務部は、入居者様やオーナー様からのお困りごとにスピード感を持ってお応えする、「現場の駆けつけ部隊」といえる存在です。大阪では、およそ900件を超える物件を担当しています。東京は、部署という形ではなく、営業担当者が一括で協力会社と共に応対させていただいています。主にマンションに関する修理依頼や、宅配ボックス、給水ポンプといった共用設備の修理、それらの交換に関する提案や見積もり作成を行っています。

田端 慶紀

田端工務部は20人に満たない少数精鋭部隊です。営繕部門は4人。事務メンバーのサポートを受けながら、役割分担しチームで業務を遂行します。一人ひとり多くの物件を担当させていただいますが、現場へ足を運ぶことを大切にしています。営繕工事は大型の工事だけではなく、日々発生するトラブルや不具合への対応が主な業務です。そのため迅速に動くことが必要とされます。すぐに問題が解決した時には安堵しますし、私自身のやりがいを感じる時でもありますね。

大西 孝典

大西メンバーは現場経験者やゼネコン出身など様々な経歴を持っています。そのため、それぞれの強みを生かし補完し合う体制を整えています。私は、電気工事士から現場経験を経て入社し、設備更新などの案件を担当しています。オーナー様にとってコストもかかる案件だけにより大きな責任も伴いますが、いただいた満足の声に達成感を感じています。

尾﨑 正史

尾﨑夏は暑さ、冬は寒さによる、エアコンや給湯設備の故障が増加します。繁忙期は、新生活シーズンを見据えた1月から3月の入れ替わりの時期。修理依頼は1年を通じて発生しますので、優先順位や営業や他部署との連携が重要となります。営繕部門で業務を分担し対応していくので、個々の裁量は大きいですね。

田端とはいえ、工務部の業務は一人で完結することはありません。困難な案件は皆で協力し対応しています。もちろん、それは部署内だけのことではなく、外部の協力会社との密な連携も欠かせません。私たちは、長年にわたるお付き合いの中で、確かな信頼関係を築いてきた協力会社と共に数々の案件に従事しています。

田端 慶紀
大西 孝典

大西各自担当させていただいている物件が多く、把握や記憶が難しいこともありますが、社内システムで履歴を管理、確認し、事務担当のサポートも受けながら抜け漏れを防ぐ体制を整えています。入居者様やオーナー様に不便をかけないよう、日々細心の注意を払っています。

尾﨑 案件管理もさることながら、より業務の効率化にも力を入れなくてはならないと考えています。修理依頼が多い状況下にあって、緊急対応が増えると業務負担やコストが嵩んでしまいます。故障や不具合が発生する前の提案や予防保全を強化することで業務の効率化を図り、オーナー様のコスト削減につなげていきたいと思案しています。

設備については、不具合がない限り使用を継続されることも多く、結果的に故障後のご相談となる傾向にあります。そこで私たちは、給湯器や温水器など、耐用年数を考慮し個々ではなくマンション全体での更新を提案したり、キャンペーンや延長保証など特典を付けて提案を行ったりしています。

田端 慶紀
イメージ画像

大西本質的なスピード感を追求する意味でも、工務部が率先して「設備の事前更新」の必要性を伝えていけたらと思います。

田端建物は建てた後から本当のお付き合いと言われますが、私たち工務部もまさにその一助を担う役目。さらに、オーナー様の目線に立った企画やアイディアで満足度向上に貢献していかなくてはなりませんね。

尾﨑「設備の事前更新」が円滑に行うことができれば、緊急対応や休日手配などの追加コストも抑えられます。オーナー様にとって最善の仕組みづくりに終わりはありません。何より「複数の物件に対して一人」ではなく、「一つの物件に対して一人」という感覚は、皆で忘れることなく持ち続けたいです。一つの物件に対して、一人の人間として親身に丁寧に対応し、オーナー様の満足につなげていくこと。それは同時に私にとってのやりがいでもあります。

蓄積された知識と経験を、
営業のクオリティ向上へ

尾﨑他部門との連携には伸び代があると感じています。各部門が持つ専門性や業務内容は異なりますが、最終的にはオーナー様の期待に応えることが共通の目標です。現在、会社全体でシステムや業務フローの見直しを継続的に進めています。東京との連携強化も同時に推進しており、エリアを問わず充実したサービスを行える体制を構築することで、より迅速で質の高いサービス提供を目指さなくてはならないと思います。

尾﨑 正史

田端業務における丁寧さ、ルールづくりなど、各部署がお互いに働きかけ解決すべき課題があります。より一層、入居者様やオーナー様の声を拾い上げることが重要であり、現場の意見を会社として生かす動きが求められていますね。

田端 慶紀

尾﨑一方で、部内においては顧客対応の質向上も取り組むべき課題です。何か失敗や不備があった際は、チームですぐに集まり、情報共有や反省を行っています。

工務部ではおかげさまで多くのご依頼をいただいており、それに伴い業務量も増加しています。件数が多いからこそ、一件一件のご依頼に対して、これまで以上にきめ細やかな対応をいかに継続していくかという課題にも直面しています。現在、連絡手段の工夫やアプリの導入、入居者様やオーナー様の状況を最大限に考慮した対応を心がけています。

尾﨑 正史

大西同じ物件で複数の工事や点検が重なる場合、入居者様との連絡事項は特にデリケートな作業となります。私たちは、入居者様にご迷惑をおかけすることなく、スムーズに作業を進めるために、事前の綿密な連絡と調整を徹底しています。例えば、複数の協力会社が入るケースではそれぞれの作業時間を調整し、入居者様の生活リズムへの影響を最小限に抑えるよう努めます。また、作業内容や時間について、具体的な情報と共に早めにご連絡することで、入居者様の不安を解消することに留意しています。

大西 孝典
田端 慶紀

田端これは、単なる「連絡」ではありません。オーナー様の大切な資産価値を守り、入居者様の快適な暮らしを支えるため、私たちが工事の品質と同じくらい重視している、工務部ならではの細やかな「配慮」です。それぞれの状況を想像することで生まれる心遣いが、信頼へつながると信じています。

尾﨑 正史

尾﨑工務部では今期からさらに一歩進んだ取り組みとして「予防保全活動」を開始しました。これは先に述べた「設備の事前更新」にも通じるものですが、定期的な点検や計画的なメンテナンスを行うことで、未然にトラブルを防ぐ活動です。この予防保全活動は、オーナー様にとっては突発的な修繕費用や長期的な空室リスクの軽減につながり、入居者様にとってはより快適で安心できる住環境の提供に貢献します。

工務部の最大の強みはメンバーそれぞれが特定の担当エリアに縛られず、多種多様な設備に関わっている点です。これにより一人ひとりが滞りなく幅広い知識と豊富な経験を蓄積しています。部署内で困っている仲間がいれば、「それなら知っている」「以前にも同じようなケースを経験したことがある」と、すぐに具体的な助言や解決策を共有できます。

大西 孝典

大西私自身、横断的な経験と知識の共有が、工務部全体の解決力を高め、どんな状況にも対応できる柔軟性を生み出していると実感します。最近のことですが、ある物件での設備搬入において協力会社が「これは難しい」といった首をかしげるような事案がありました。しかし、その時も先輩の経験に基づく助言をきっかけに無事に解決に至りましたね。

尾﨑 正史

尾﨑これまでお話ししてきたように、私たちは日々の営繕業務を通じて培った横断的な知識と経験、そして協力会社との強固な連携によって、どのような課題に対しても最善の解決策をご提案します。また、未来を見据えた予防保全活動や、部門を超えた連携強化にも積極的に取り組んでいます。私たち工務部はこれからもオーナー様の資産価値を守り、高めること、そして入居者様が安心して快適に暮らせる環境を提供することを最優先に考え、営繕の質を高める努力を続けてまいります。

インタビューを終えて
日頃から思っていることを共有している仲なので、いつも通りの雰囲気で話せました。まだまだ道半ばの事柄も多いですが、メンバーの強みを生かして、入居者様とオーナー様のためになることを一つひとつ実現していきたいと思います。
【尾﨑】

一人で完結できない仕事が多く、困った時は声を掛け合うのが当たり前の風土です。インタビューでお話ししたことは、常に共有し合っています。日頃から仕事やプライベートの悩みも相談できる関係性があり、働きやすい環境と感じています。
【田端】

めちゃくちゃ緊張しました(苦笑)。振り返りのいい機会になりました。風通しの良い部署なので、一人で抱え込むことなく業務に取り組めています。引き続き、環境に甘んじることなく、仲間意識を大切に、臨んで行きたいと思います。
【大西】